オンライン学位の時代!

これまで学位取得と言えばフルタイムが中心に考えられてきた。しかし、真のエリートはオンラインで海外大学の学位取得を目指すのだ。

発表! 2015年:日本人のためのEMBAランキング②(単独・プログラム)

                                                

先月、当ブログが昨年のFT、Poets&Quants、Economistなどのランキングを参考にし、日本での知名度などその他のファクターも考慮して独自に算出した、「2015年 日本人のためのEMBAランキング①」(ジョイント・プログラム版)を発表しました。

 

今回はその第2弾目として、さらにBloombergのランキングも追加考慮し、日本人に最適なプログラムはどこかを明らかにする「2015年 日本人のためのEMBAランキング②」単独プログラム・ランキング TOP 20を発表したいと思います。 

EMBAプログラムの中でも、フルタイムと全く同じ学位が欲しい、一つの学校に通いたいということで、単独プログラムを検討されている方は、あくまでもこちらの方も参考までに見て頂けたらと思います。

 

2015日本人のためのEMBAランキング②

(単独プログラム・ランキング)

Rank

プログラム名

P&Q

BL

FT

Econ

  1

Wharton EMBA

2

4

6

N/R

  2

Chicago Booth EMBA

1

2

11

9

  3

Columbia Business School EMBA

7

6

25

15

  4

Kellogg EMBA

3

1

13

3

  5

U.C Berkeley Executive MBA

N/R

N/R

N/R

N/R

  6

London Business School EMBA

22

32

25

N/R

  7

INSEAD Global Executive MBA

13

16

9

N/R

  8

MIT EMBA

N/R

N/R

N/R

N/R

  9

IMD EMBA

11

19

15

10

  10

NUS Asia Pacific Executive MBA

N/R

N/R

18

29

  11

Nanyang EMBA

N/R

N/R

8

N/R

  12

IE Global Executive MBA

4

7

13

1

  13

Yale School of Management EMBA

N/R

N/R

N/R

10

  14

Oxford Said EMBA

14

28

21

2

  15

Duke EMBA

5

14

18

N/R

  16

Cambridge Judge EMBA

N/R

N/R

N/R

N/R

  17

NYU Stern EMBA

16

21

34

17

  18

Michigan Ross EMBA

12

10

35

24

  19

Cornell Johnson EMBA

17

29

42

20

  20

CEIBS EMBA

N/R

N/R

10

N/R

*Economistのランキングは2015年のランキングです。

 

日本人に最適なEMBA単独・プログラムはどれか? 今回は、EMBAプログラムの中でも学費も最も高額のWharton Executive MBAプログラムに決定しました。Wharton EMBAに関しては、Philadelphiaだけでなく、San Franciscoにもキャンパスを構えており、アジアやロシアなどの国から通う学生もいるほど人気があるプログラムです。

 

 

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何故HBSやStanfordにEMBAプログラムがないのか?

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このブログを読んだり、EMBAを受験しようとしてリサーチしている方の多くが気になることがあります。それは、何故ビジネススクールとして間違いなくトップブランドであるHBSとStanfordの2校がEMBAプログラムを提供していないのだろう?ということです。

その理由を少しだけ解明してくれる記事がPoets & Quantsにありました。(2011年3月の記事です)

 

“Why HBS, Stanford & Tuck Shun the EMBA”

 

この記事では、ビジネススクールの中でもEMBAを提供していない、HBS、Stanford、Dartmouth Tuckのトップスクール3校について書かれています。細かい内容に関しては記事を読んで頂ければと思いますが、各校の主な理由はこんなところだそうです。

まず、Dartmouthに関しては、(2011年時点では)経済的な理由で必要ないということと、フルタイムへのフォーカスという点でEMBAプログラムを提供することは考えていないということです。あとは、フルタイム学位の価値が損なわれるかもしれないという視点も議論されていたようです。

Stanfordはどうでしょうか? Stanford GSBのミッションとして、” Change lives. Change organizations. Change the world.”というステートメントが掲げられていますが、Stanfordの視点として、主にシニア・エグゼクティブが中心のEMBAプログラムでは、この「変化」を起こす人材を育てるのは難しいからということだそうです。

最後に、HBSはどうでしょうか? HBSの教育方針としては、教授や学生同士の日々のInteractionを非常に重要視しており、EMBAのような週末のみや1ヶ月に一回だけ集中的にキャンパスに来るようなスタイルだとHBSでの学びの強みが発揮できないようです。

 

記事によると、これらの3校がEMBAプログラムを提供しないのは、学校の方向性や教育方針という観点からのようです。しかし、EMBAプログラムをスタートしようと思えば、どこもそんなに時間をかけなくてもスタートできるとも書かれています。ちなみにですが、3校とも、シニア向けにはExecutive Educationのプログラムを提供しており、HBSのAdvanced Management Program, “AMP”というのは非常に有名です。

 

今後これらのスクールがEMBAプログラムを提供する可能性はあるのでしょうか? 個人的には当然ですが、可能性は「ある」のではないかと考えています。

では、EMBAを始めるとしたらどの学校か?

3校の中で一番可能性が高いのは、Stanfordかなと考えています。その理由は以下です。

  1. 既に、シニア向けにStanford GSB内でMSxという12か月のプログラムを提供しており、卒業するとMaster of Science in Management (MS)という学位が得られる。ただ、この学位の価値がMBAに比べてどうなのか…という評価が企業やこれから進学を考える人にあるという点。
  2. カリキュラムの歴史、”Program History”を読んでいると、時代の変化に応じてプログラムの形や名前が変わってきていること。現在の、MSxというプログラムも2013年に変わったばかりではあるが、このプログラムも進学を考える人や学生からのフィードバックを見ながら学校は時代に合った最適な形に変えてくるのではないかという点。
  3. 最後に「需要が必ずある!」という点です。MBAでの高いブランド力があるStanfordのEMBAなら行きたい人が世界中にいる。そして、学校へのアクセスが比較的容易という部分です。(EMBAに関しては、ここは非常に重要)

 

ということで、一番条件が揃っているStanfordはもしかしたらEMBAを始めるかもしれません。(勿論、その保障はなし)。

その次に可能性があるのは、フルタイムMBAも他と比べて少人数性のDartmouthなのかな?と思いますが、他校と比べてNYなどからのアクセスに時間がかかってしまうという問題点があるので、EMBAプログラムをスタートするとしたら、ジョイント・プログラムでのスタート?ジョイントDegree?若しくは、メトロキャンパスを開設してのスタートとなるかもしれません。

最後にHBSですが、今後EMBAプログラムを開始する可能性は、(勿論ゼロではないかと思うのですが)他と比べると低いのかなという気がします。HBSではExecutive Educationという枠組みではあるものの、AMPが既にCertificateとしても企業や個人から大きな知名度を得ているということがあります。そして、HBSは現在、シニア向けよりもHBXというデジタルのプラットフォームでCOReというビジネスのファンダメンタル的な教育をスタートさせたりしていて、これからビジネスエデュケーションの新しい市場を切り開いていこうとしているのかなという気がします。

 

 

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発表! 2015年:日本人のためのEMBAランキング①

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ビジネススクールのランキングに関しては、毎年多くの欧米のビジネス系メディアが様々なMethodologyを使い発表していますが、ビジネススクールの学生の中では人数も少なくマイノリティーである日本人にはあまりしっくりこないランキングが多いと感じる方もいるのではないでしょうか?

 

そこで本日は、当ブログが昨年のFT、Poets&Quants、Economistなどのランキングを参考にし、日本での知名度などその他のファクターも考慮して独自に算出した、「2015年 日本人のためのEMBAランキング①」を発表したいと思います。まず、第①段階としてEMBAで数多く見られる2校以上がタッグを組む形でプログラムを提供するジョイント・プログラムのランキングを発表したいと思います。これからEMBAプログラム、その中でもジョイント・プログラムを検討されている方は、あくまで参考までに見て頂けたらと思います。

 

2015年 日本人のためのEMBAランキング①

(ジョイント・プログラム ランキング)

Rank

プログラム名

FT

P&Q

Eco

 1

Kellogg-HKUST EMBA

2

6

 2

UCLA-NUS EMBA

4

2

3

 3

EMBA Global Americas & Europe

(Columbia Business School and London Business School)

5

7

N/R

 4

Tsinghua – INSEAD Executive MBA

3

6

N/R

 5

TRIUM Global EMBA

(London School of Economics, NYU Stern, and HEC)

1

8

N/R

 6

IE-Brown Executive MBA

N/R

N/R

N/R

 7

Georgetown-ESADE Global EMBA

22

4

12

 8

Cornell-Queen’s EMBA

47

13

N/R

 9

EMBA-Global Asia

(Columbia Business School, London Business School and HKU)

N/R

N/R

N/R

 10

IMD-CKGSB Dual EMBA

N/R

N/R

N/R

*Economistのランクは2013年度のものを参考にしています。

 

日本人に最適なEMBAジョイント・プログラムはどれか?今回のランキングでは、EMBAと言えばこのプログラムと言われるほど有名なKellogg-HKUSTプログラムがトップとなりました。

 

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海外駐在中のマネジャーはEMBAに通う絶好のチャンス!

今の時代、グローバルに展開する日系企業や外資のグローバル企業に勤務していると誰でも海外転勤の可能性があります。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど場所は様々ですが、転勤した当初は業務に慣れたり語学を習得したりする必要があるでしょう。しかし、1年~1年半も経てば恐らくその土地での生活や業務に慣れてくるはずです。多くの海外駐在員の方々は、生活や業務に慣れると、今度は折角だからと様々な場所に旅行に行ったりと海外生活を存分にエンジョイされるでしょう。もちろん、それは素晴らしいことだと思いますが、もしも大都市(例えば、NY、Boston、Chicago、LA、London、Paris、上海、北京、香港、シンガポールなどなど)に駐在中の方はグローバルなネットワークを構築したり、トップスクールのEMBAで勉強できる絶好のチャンスだということも覚えていて下さい。

日本に住みながら、海外のトップスクールのEMBA通うのは勿論可能ですが、交通費や時間などの観点で考えるとかなりハードです。海外の都市に住んでいて、もしも近くにトップスクールのEMBAプログラムがあれば、通うにあたってかなりアドバンテージがあります。

 

例えば、NYに住んでいればColumbia Business School、NYU Stern、CornellのJohnsonなどのトップスクールのEMBAプログラムがマンハッタンで提供されています。通学の頻度も、Columbiaに関しては毎週金曜日、NYUは2週間に一回の金土、Cornellは土日に授業が展開されており、どこのスクールも仕事に大きく影響を与えない範囲で通学が可能です。

ロンドンに住んでいる方であれば、London Business SchoolのEMBAプログラムはロンドンキャンパスであれば主に週末に授業が展開されます。その他にOxford SaidやCambridge Judgeなどの一流校のEMBAプログラムも少し場所は離れてしまいますが、通えない範囲ではありません。

香港に住んでいる方でしたら、Kellogg-HKUSTやChicago Boothなどのアメリカ発のトップスクールだけでなくCUHKやCity Uなどのローカルな名門スクールに通うというオプションもあります。シンガポールも同じようにINSEADやUCLA-NUSといったヨーロッパやアメリカ系のトップスクールの他に、ローカルな名門であるNUS単独のEMBAプログラムやNanyang Business Schoolといったオプションがあります。

 

     

 

EMBAの一番の利点は、やはり仕事をしながら通えるという部分です。海外でグローバルなチームをマネージメントしている立場の方であれば、EMBAで学んだマネージメントの知識、スキル、そしてネットワーク等を普段の業務に即活かすことができ、職場にも大きく貢献できることは間違いありません。海外で勤務している貴重な時間、この時間を使ってEMBAで学びトップ・エグゼクティブへの道を切り開いて欲しいと思います。

 

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EMBA紹介⑫ Tsinghua-INSEAD EMBA Programme

Tsinghua-INSEAD EMBA Programme (TIEMBA)

(中国の名門Tsinghua UniversityとINSEADがジョイントで運営しているエグゼクティブMBAプログラム)

 

 TsinghuaUniversity  Insead 

URL: http://tsinghua.insead.edu/

 

プログラム開始時期: 6月

期間: 18か月間

通学フォーマット:毎1ヶ月~2ヶ月のスパンで連続7日間のブロックウィーク。授業は、Tsinghua Universityのある北京で6回、INSEADのシンガポールキャンパスで3回、フォンテーヌブローキャンパスとアブダビキャンパスで各1回ずつの計11回通うことになります。

キャンパス: 北京、フォンテンブロウ、シンガポール、アブダビの4ヶ所

クラスのサイズ: 37人(2015年卒)

学生の平均就業年数: 14年

学生の平均年齢: 37歳

学生の国籍: 約13か国の生徒が参加。学生の国籍に関してのダイバーシティーは少人数のこのプログラムでも発揮されています。

男女比率: 8:2

卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がTsinghua UniversityとINSEADの両校から1つずつ発行されます。

学費: USD100,000

学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、イベントなどでの食事代などです。各キャンパスへの移動交通費、ホテル代などは含まれていません。

受験に関して: 受験は、TsinghuaかINSEADどちらかに応募する形となります。オンラインでのアプリケーションに、2通の推薦書、エッセイ、GMATのスコア(INSEADのテストでリプレースすることも可能です)、トランスクリプト等を提出。その後、プリセレクションに合格したキャンディデートから面接がおこなわれます。

 

特徴: 世界で一番規模の大きいビジネススクールであるINSEADと中国では超名門のTsinghua University(清華大学)がジョイントで提供するEMBAプログラム。2014年のFTランキングでは、TRIUM、Kellogg-HKUSTに次いで3位にランクインしている。毎年40人程度しか入学を受付けていないこの少人数のプログラムは、アジアと欧米両方のビジネスプラクテスを学び、真にグローバルなネットワークを構築するのに非常に役立つのは間違いないだろう。18か月間で、2つのMBAの学位を取得できるということもありプログラムスケジュールはかなりハードではあるが、グローバルに自分の価値を高めるという観点で考えると学費も時間もペイオフできるのではないだろうか。まだまだ日本人のアラムナイも少ないので、唯一の人材を目指すなら最適なプログラムである。

 

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EMBAの前にフィリピン留学!

EMBAを受験する、またはEMBAに合格し入学前の人達にとって自分の英語でのコミュニケーション能力が通用するかどうかというのは非常に気になるポイントかと思います。

ビジネススクールでは、英語での読解力を求められる事はもちろん、それ以上に英語を使って自分の意見を述べてディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりという機会が必ずあります。その際に、重要になってくるのが英語でコミュニケートする能力です。この能力を高めるにはとにかく英語を使いまくるしかありません。しかし、日本に住んでいては、この能力を高めるのはなかなか難しいのが現状です。何故なら、コンビニでの買い物、友人と政治や経済について語り合う時に日本人同士で英語を使うということは殆どないからです。

 

この英語でのコミュニケートする能力を高めるのに一番いい方法は短期留学ですが、アメリカやオーストラリアに行くには遠い。そんな中、短期で英語を学ぶために留学するのに最適な場所がフィリピンのセブなのです。このフィリピン留学というのは日本からも飛行機で5時間程なので近い場所で英語漬けになりたいという忙しい方にも非常にお勧めの場所です。

このような環境なので、フィリピンのセブにはいくつかの英語学校が存在しますが、その中でも最もお勧めなのが、Chicago Booth EMBA卒業生の方が経営しているスクールである、USP-ESLと3D Academyの2校です。

 

1.セブ島留学 南フィリピン大学付属USP ESL

Facebook Page: https://www.facebook.com/USPESL/

USP ESL CENTER

 

2.フィリピン・セブ島に英語語学留学なら3D ACADEMYへ

Facebook Page: https://www.facebook.com/3dUniversalEnglish

 

経営者自身が、Chicago BoothのEMBAプログラムに参加する前にフィリピンに留学し英語力が格段に高まったということもあり学校の経営に乗り出したという、両校ともにアウトプットに関しては非常に定評があります。実際に、MBA留学の前にまずはフィリピンに留学をして英語の実力を高めたという方は結構います。

USP-ESLの方は、University of Southern Philippines という大学付設のESLコースとなっているのでアカデミックな雰囲気で、今後はMBAに関連した英語のプログラムも充実させていく予定だそうです。

 

フィリピンへの短期英語留学をお考えの方は、是非Chicago Booth EMBAの卒業生でかつ尊敬する経営者が経営されているスクールで英語力を高めて下さい。

 

 

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ビジネススクールへの企業派遣は全てエグゼクティブMBA(EMBA)にするべき

最近、日系企業の人事の方から幹部候補育成のためEMBA派遣を考えているという相談を受けました。

個人的には、これは非常に良いアイディアだと思います。

 

まだまだ、MBAの企業派遣というと多くの場合フルタイム・プログラムへの派遣がメジャーとなっています。この派遣される人達の年齢は20代後半から30代中頃までの中堅どこの社員だと思います。

MBA派遣を行っている日系企業は、殆どの場合、派遣する社員に求めることは(1)英語力の上達、(2)幹部候補としてグローバルなマネージメントを身につけること、だと思います。そして、留学後は本社に戻り幹部候補として勤務することだと思います。

しかし、現実では良く知られている事実としてMBA留学をした後、多くのこの幹部候補社員は退職してしまいます。この理由は、非常に簡単です。何故なら、まず一つはフルタイムMBAというのは良い職を探すための学校だからです。よって、卒業後に良いポジションを探すというのは当然の行動ですし、トップスクールであれば様々なポジションへの道が開けます。二つ目に、MBAという場は経営者の視点で物事を学びます。よって、卒業後、実際の業務で経営に関しての意思決定に関われなければ学んだ知識が生きることはないのです。

MBAから戻り、経営企画のポジションに配属されるというのは良くあることですが、大企業内での経営企画の業務は細部にわかれており、その中で頭を使うことのないテクニカルな業務をするだけではMBAの知識は全く生きません。(というか、MBA卒業後は殆どの卒業生はそう思っています)

しかしながら、企業にとっても日本的な人事制度の中で会社の空気を乱すことになってしまうので、MBAから戻ってきたばかりの30代の人間を優遇しいきなり部門長にするということもできません。このような理由から多くの卒業生が、MBAを卒業後、コンサルに流れてしまいます。企業としては、資金や機会を提供したにも関わらず、結局退職されてしまっては何も意味がありません。例え学費を返還させたとしても、そもそも他社の為に教育してあげている状態では意味がありません。

              

 

そこでこれからは、日系企業はEMBAへの派遣を検討すべきなのです。EMBAは「エグゼクティブMBA」というだけあり、世界中から経営者や幹部候補が集まっています。通っている学生に関しても平均は大体37~38歳というプログラムが多いですが、40代、50代の学生も多く通っています。30代前半のスタッフをMBA卒業後、重要なポジションに就かせることはなかなか難しいですが、40代、50代ですでに管理職ならば、大企業でも卒業後に経営陣に就かせることは、充分現実的ではないでしょうか?

経営陣に必要な能力は、ビジネスやマネージメントの知識は勿論ですが、社外とのネットワーク(企業によってはグローバルなネットワーク)などです。これらのスキルを、通常の業務を続けながら得てこられる場所はEMBAしかありません。

欧米企業では、フルタイムへの企業派遣制度は殆どありませんが、EMBAへの幹部派遣制度は結構存在します。よって、学んでいる学生達も、同じような立場で自分の会社を代表して学校に来ているわけです。

結局、最終的に転職されたら終わりじゃないか? という批判もあるかもしれませんが、フルタイムに比べるとEMBAではほとんどの場合リクルーティング・イベントがありません。学びの目的を就職や転職としていないので、多くの学生は卒業後は出世をし、その企業で活躍し続けているケースが多いです。

社内の優秀な幹部、または幹部候補にさらに高いレベルのマネージメントスキルを身につけさせ長期的に経営陣として活躍して欲しい。高い成果を上げて会社を次のレベル(グローバルなレベル)へ押し上げてほしい。もしも、本当に企業がそのように願っているとしたら、社員をフルタイムMBAに派遣するよりも、エグゼクティブMBA(EMBA)に派遣するのが正しい判断ではないでしょうか。

 

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CUHK EMBAプログラムのアドミッション資料

先日、香港の名門ビジネススクールであるCUHKにアドミッション関係の資料を請求してみました。担当者は非常に感じが良く、資料は2日後に届きました。

 

これが、その資料。

 

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かなり重みのあるフォルダーです。

そして中身はどうなっているかというと

 

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スクールの細かい説明の他に、スタディートリップに行った時のDVDも入っていました。

この資料には、歴代の卒業生の名前や肩書がずらっとかいてあるのですが、さっと見たところ日本人は一人も載っていませんでした。(どうやら卒業生は1人いるようですが)

「日本人が殆どいない」=「日本人が持っていない知識やネットワークを得ることができる」ということでもあるかと思います。

 

もしもこのCUHK EMBAプログラム資料が欲しい方は学校に問い合わせされると良いかと思います。海外でもすぐに送ってくれるはずです。

 

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社長がEMBAに行くメリット

ビジネススクールやMBAというのは、社長になりたいと思う人が行くところだと考えられています。
確かにフルタイムのプログラムではクラスメートに社長の跡取りはいてもすでに数百人の企業を経営する現役の社長なんていう人はなかなかいないのではないかと思います。(そもそもそんな人、年齢は置いといて、2年間フルタイムに通うのは難しいですよね。)

       

しかし、EMBAになってくるとクラスに数人(若しくは数%)の割合で創業社長が通っています。それもアジアの場合ですと数百人規模の会社を経営している現役社長が通っていたりします。現に、自分が通っていたChicago BoothのEMBAプログラム、シンガポールキャンパス(現在は、香港キャンパス)にも、クラスメートの中に実際に現役社長が数人いました。会社をトップとして経営しながら、さらに学校に通い勉強する、そこにはどんなメリットがあるのでしょうか?

実際に創業社長で、物凄く忙しい中にもかかわらず、EMBAに通い勉強された方がおっしゃるには、EMBAには大きく2つのメリットがあったようです。
1つは、勉強で得た知識を使って納得しながら事業を進めることができるという点だそうです。実際に事業を行う中で、MBAで学ぶ大枠の様々なフレームワークは役立つことが多いとのことでした。
そして、2つ目はネットワークだったようです。例えば、自分の事業を新しい国に展開しようとしたとき、クラスがDiversityに富んでいたため、クラスメートに相談したり、
場合によってはクラスメートを採用したりなんてことも将来的にありえるかもしれないとのことでした。

更に他の社長にもEMBAに通ったメリットを聞いたところ、最初の方と殆ど同じ意見に加え社長は、社内で意外と孤独なので社外の色んな意見が欲しくなるときがある、
そんな時に、MBAで一緒に学んだクラスメートや卒業生などの意見が役に立つことがある。や、その他にMBAでの学びから新規事業のアイディアをつかみ取ることができたとのことでした。

会社員として勤務しながらEMBAに通うのも相当ハードですが、
社長として会社を経営しながらEMBAに通うのは更にハードなのは間違いありません。
EMBAにはこのような意識の高い実際の経営者が通っている事もあります。

EMBAにご興味がある方、受験をご検討の方、御気軽にご相談下さい。


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EMBA紹介⑪ London Business School Executive MBA

London Business School Executive MBA
(言わずと知れたUKのトップ校、London Business SchoolがオファーするエグゼクティブMBAプログラム )

LBS logo

URL: https://www.london.edu/education-and-development/masters-courses/executive-mba#.VWSUpjqJiT8

プログラム開始時期: 6月か11月
期間: 20か月間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: ロンドンキャンパスは、隔週の金土が対面授業。ドバイキャンパスは、1ヶ月に1回、火曜日から金曜日までの連続対面授業のフォーマットとなっている。
キャンパス: 最初の1年目、Core Courseは、ロンドンキャンパス、若しくはドバイキャンパスで行われる。2年目のElectiveフォーマットになると、住んでる地域によってフレキシブルにロンドンビジネススクールがジョイント等で提供するプログラムの授業を受けたりすることが可能。
1クラスのサイズ: 約50-80人(2014年はロンドンキャンパス80人、ドバイキャンパス51人であった)
学生の平均就業年数: 11年~12年
在籍学生の国籍数: 平均24か国
男女比率: 8:2
卒業後に取得できる学位: London Business Schoolからフルタイムと全く同じMaster of Business Administrationの学位が授与されます。
学費: ロンドンキャンパスは、£64,500。ドバイキャンパスは、US💲100,200となっています。学費には、授業料、授業で使うテキスト、International Assignmentの費用、ロンドンで行われる3回のCore Module時のホテル代等が含まれています。
受験に関して: オンラインシステムでアプライすると同時に、学部時代の卒業証書、成績、GMATスコア、TOEFLスコア、£160の支払等が必要です。Referenceは2通必要となっています。全ての書類を提出後、インタビューが卒業生、若しくはアドミッションオフィサーと行われます。アプリケーションプロセスは、6週間から8週間程度とのことです。

特徴: ヨーロッパではナンバーワンとも評されるLondon Business School。このEMBAプログラムでは、働きながらワールドクラスのMBAの学位を取得できるとあって非常に注目度の高いプログラム。日本から通うとなると、ブロックウィークで授業が行われるドバイキャンパスが現実的だろう。ロンドンに住んでいる方、駐在中の方にはロンドンキャンパスへのコミットメントが隔週の金土となるため、比較的通いやすいのではないだろうか。最初の1年目は、ロンドン、ドバイ両キャンパスともCoreプログラムということで、それぞれのキャンパスに通う必要があるが、2年目からはElectiveとなり、ロンドンビジネススクールがジョイント等で提供するプログラムの授業を受け単位を取得することも可能。例えば、日本から通っている方なら、EMBA Global ASIAの授業を選択すれば香港で授業を受けることも可能であり通学時間と費用がセーブできる。このようにElectiveでは、忙しいエグゼクティブのニーズを満たしつつ現実的に通えるようなプログラム構成となっている。FTランキングでは、25位とジョイントプログラムよりは比較的下の方にあるが、どちらかというとこのプログラムに関しては、フルタイムと全く同じ学位が取得できることからLondon Business Schoolのフルタイムランキングを参考にすべきだろう。ちなみに、2015年FTのフルタイムランキングではWhartonやStanfordを抑えて2位となっている。


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