エグゼクティブMBA(EMBA)の時代

これまでMBAと言えばフルタイムと考えられてきた。しかし、クロスボーダーのこの時代、真のエリートはEMBAを目指すのだ。

ビジネススクールへの企業派遣は全てエグゼクティブMBA(EMBA)にするべき

最近、日系企業の人事の方から幹部候補育成のためEMBA派遣を考えているという相談を受けました。

個人的には、これは非常に良いアイディアだと思います。

 

まだまだ、MBAの企業派遣というと多くの場合フルタイム・プログラムへの派遣がメジャーとなっています。この派遣される人達の年齢は20代後半から30代中頃までの中堅どこの社員だと思います。

MBA派遣を行っている日系企業は、殆どの場合、派遣する社員に求めることは(1)英語力の上達、(2)幹部候補としてグローバルなマネージメントを身につけること、だと思います。そして、留学後は本社に戻り幹部候補として勤務することだと思います。

しかし、現実では良く知られている事実としてMBA留学をした後、多くのこの幹部候補社員は退職してしまいます。この理由は、非常に簡単です。何故なら、まず一つはフルタイムMBAというのは良い職を探すための学校だからです。よって、卒業後に良いポジションを探すというのは当然の行動ですし、トップスクールであれば様々なポジションへの道が開けます。二つ目に、MBAという場は経営者の視点で物事を学びます。よって、卒業後、実際の業務で経営に関しての意思決定に関われなければ学んだ知識が生きることはないのです。

MBAから戻り、経営企画のポジションに配属されるというのは良くあることですが、大企業内での経営企画の業務は細部にわかれており、その中で頭を使うことのないテクニカルな業務をするだけではMBAの知識は全く生きません。(というか、MBA卒業後は殆どの卒業生はそう思っています)

しかしながら、企業にとっても日本的な人事制度の中で会社の空気を乱すことになってしまうので、MBAから戻ってきたばかりの30代の人間を優遇しいきなり部門長にするということもできません。このような理由から多くの卒業生が、MBAを卒業後、コンサルに流れてしまいます。企業としては、資金や機会を提供したにも関わらず、結局退職されてしまっては何も意味がありません。例え学費を返還させたとしても、そもそも他社の為に教育してあげている状態では意味がありません。

              

 

そこでこれからは、日系企業はEMBAへの派遣を検討すべきなのです。EMBAは「エグゼクティブMBA」というだけあり、世界中から経営者や幹部候補が集まっています。通っている学生に関しても平均は大体37~38歳というプログラムが多いですが、40代、50代の学生も多く通っています。30代前半のスタッフをMBA卒業後、重要なポジションに就かせることはなかなか難しいですが、40代、50代ですでに管理職ならば、大企業でも卒業後に経営陣に就かせることは、充分現実的ではないでしょうか?

経営陣に必要な能力は、ビジネスやマネージメントの知識は勿論ですが、社外とのネットワーク(企業によってはグローバルなネットワーク)などです。これらのスキルを、通常の業務を続けながら得てこられる場所はEMBAしかありません。

欧米企業では、フルタイムへの企業派遣制度は殆どありませんが、EMBAへの幹部派遣制度は結構存在します。よって、学んでいる学生達も、同じような立場で自分の会社を代表して学校に来ているわけです。

結局、最終的に転職されたら終わりじゃないか? という批判もあるかもしれませんが、フルタイムに比べるとEMBAではほとんどの場合リクルーティング・イベントがありません。学びの目的を就職や転職としていないので、多くの学生は卒業後は出世をし、その企業で活躍し続けているケースが多いです。

社内の優秀な幹部、または幹部候補にさらに高いレベルのマネージメントスキルを身につけさせ長期的に経営陣として活躍して欲しい。高い成果を上げて会社を次のレベル(グローバルなレベル)へ押し上げてほしい。もしも、本当に企業がそのように願っているとしたら、社員をフルタイムMBAに派遣するよりも、エグゼクティブMBA(EMBA)に派遣するのが正しい判断ではないでしょうか。

 

Facebookのサイトもありますのでそちらの方も是非のぞいて見て下さい。
↓↓↓
www.facebook.com/executivembaguide