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IMD EMBAのエッセイ問題アプローチ方法

                 

EMBA受験の中で、GMATはWaiveされたとしても、どんな学校でも恐らくトップスクールとなれば必ず避けて通れないのがエッセイの提出です。エッセイは、学校により長いエッセイを3つ位書かせるところや、短いエッセイを数多く書かせるところがあったり、本当にそれぞれです。しかし、どんな学校であってもトップスクールであれば、アプリカントを見ている部分は非常に似ていると言っても良いでしょう。そこで、今日はIMDのEMBAプログラムで提出が必要なエッセイの問題、No.10~No.12を見ながら、IMDがこのエッセイの問題から、アプリカントの何を見ようとしているのか、どういうエッセイを書けば良いのかというのを考えてみたいと思います。

 

 

  1. Please describe three situations, business or otherwise, in which you were involved and which were of importance to you. Explain why you view them as such.

 

まず、No.10のこの問題。「これまでに、あなたが関わった中で重要だと考える3つの状況、ビジネスやそれ以外でも可。何故、その3つの事柄があなたにとって重要なのか?」日本語に直訳すると少しおかしいですが大体ニュアンスはこんな感じです。要は、あなたの視点や考えを問われています。これは、どう答えればいいでしょうか…。

エッセイとして、良いものを書くという視点だけですと、別にトピックは何でも良いでしょう。例えば、1つ目は、あなたがプロジェクトのリーダーに任命され、四苦八苦しながらチームを同じゴールに向かうべく目標を共用し、結果的にプロジェクトをまとめ上げ成功を収めた、これが良い経験になったから自分にとって大切だ…。読み物としてはなかなか面白いかもしれませんが、アドミッション・エッセイとしては、これだけでは完璧ではありません。

 

考えなければならないのは、「何故、IMDはこの問題を聞いてくるのか?」という部分、そして、IMDはどういう人物をEMBAプログラムに欲しいと思っているのかという部分です。

リサーチとしては、完全ではありませんが、HPを見ただけでもいくつかヒントがあります。まず、IMDが大切にしていること、”Real World, Real Learning” そして、IMDのEMBAはどのような人に適しているか? IMD's Executive MBA program is for fast-rising, internationally experienced executives. キーワードはいくつかあります。まず、”Real”。これは、IMDは実学を重視していると考えられます。よって、Realな問題にチャレンジし、解決できる強いリーダー像が浮かび上がってきます。そして、どのような人に適しているか?これは、かなりストレートですがスピーディーに頭角を現した、インターナショナルな経験を持ったエグゼクティブ。ということで、このNo.10のエッセイを書くにあたっても、自分のこれまでの経験の中で、できればIMDが欲しいと思っている人材の要素を満たすようなトピックを自分の中で考えて書いてみるのが良いと思います。

そして、忘れてはいけないのが、3つの視点を述べると同時に、出来れば間接的に「何故IMDに行きたいのか?」という志望動機に結び付けることです。「ただ、この出来事が自分に取って大切」で終わってしまってはいけません。この大切な部分がIMDに通うことにより、「更に磨かれる」、「解決する」など、キャリアや人生においてIMDのEMBAに通うことが必ず必要とアピールできれば最高です。

 

 

  1. Please comment on a situation where you failed to reach an objective and what you learned from it.

 

そして、次のNo.11。「あなたが目標達成できなかったことと、そこから何を学んだか。」当然ですが、致命的な失敗は避けた方が良いでしょう。理想的なスタイルは、ある事柄に対して、ここは上手く行ったがこれが足りなかった…。この「足りない部分」から学んだ事柄を書き、そしてその学んだ事柄の一つがIMDのEMBAへの志望動機となるように結びつけることです。

 

 

  1. In what ways do you believe you can contribute to the IMD Executive MBA program?

 

エッセイ問題ラストのNo.12は、「あなたは、IMDのEMBAプログラムにどのように貢献できると思いますか?」というもの。自分の生い立ち、学歴、キャリア、全てを見直しながら自分の強みを考えると同時に、それをIMDが求める人材と重ね合わせ、徹底的にアピールです。このIMDが求める人材というのは、HPやパンフレットだけでの情報収集では他のアプリカントと差をつけることはできません。学校訪問をしたり、アラムナイに個別に話を聞いたりし、出来るだけ具体的に述べる必要があるかと思います。ヨーロッパのスクールはDiversityを重視しているプログラムが多いです。グローバルスタンダードの中で日本人が優れている部分と自分とを重ね合わせアピールするのも効果的です。ただ、注意しなければならないのはトップスクールになると必ず他の日本人のアプリカントがいます。日本人の中でも自分は最もユニークで優れているという部分をしっかり考えて下さい。

多くのスクールは、卒業後もアラムナイとして学校に貢献するような活動をすることを求めています。学校にどのように貢献できるのか?これは、勿論学生として授業で貢献できるという視点だけでなく、卒業後もアラムナイとしてIMDのEMBAプログラムの価値を高めることができる存在だと学校にわかってもらう必要もあるでしょう。

 

以上のように、少々抽象的ではありますが、どのような視点でエッセイに取り組むべきか?というのを考えてみました。これは、当然とも言えるのですが、エッセイ等を含むアドミッションのプロセス全てにおいて、この人物はプログラムに相応しい人物か?志望動機は強いか?卒業後も学校のバリューを高めてくれるか?といった視点でアプリカントは見られています。ですので、エッセイでも質問の意図をきっちりと理解し、志望動機に絡めるということが必要と考えて下さい。

 

これからエッセイを書かれる方、頑張ってください!

 

 

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