オンライン学位の時代!

これまで学位取得と言えばフルタイムが中心に考えられてきた。しかし、真のエリートはオンラインで海外大学の学位取得を目指すのだ。

EMBA受験にスクールビジットは必要か?

フルタイムMBAの受験の際には合格するためにはほぼ必須と言われているスクール・ビジットですが、EMBA受験ではどうでしょうか?答えは、「した方が良い」ということになると思います。当然ですが、スクールビジットをすることで合格できるわけではありませんが合格の可能性を上げることができます。合否とは別に、どの学校に行こうか迷っているときに一度授業の様子、生徒や教授の質を確認しておくのは入学して後悔しないためにも必要でしょう。

受験においては例えば、こんなケース: 似たようなスペックのキャンディデート(人種、学歴、職歴において)が2人いたとします。どちらかを合格させたい、どちらかを落とさなければならない…そんな時、片方はスクールビジットをしてアドミッションメンバーも話したことがあり大体英語力はわかっているし入学への熱意もあった、もう片方はスクールビジットはしておらずアドミッションメンバーには会ったことがない…写真を見る限り感じは悪くないけど…、というような場合、当然ですが、スクールビジットをしていたキャンディデートが有利です。恐らく合格するのはビジットをした方でしょう。

 

  


EMBAのスクールビジットをする場合は、ある程度、意味のあるビジットをするために、ただ行ってみるのではなく事前に以下の項目を確認する必要があるかと思います。
1.メインキャンパスはどこか?(ジョイント・プログラムもあります)どこにビジットするのが良いのか?
2.アドミッションメンバーはビジットするキャンパスにいるのか?
3.説明会や公開授業はいつどこでやっているのか?
4.在校生と話す機会はあるのか?
アドミッションオフィスから卒業生を紹介してもらったり、自分のネットワークを駆使して卒業生を探すなど、キャンパスビジットをする前にその学校のある程度正しい情報収集を試みるのが効果的です。

シカゴブースEMBAの場合、香港キャンパスを受験する場合はまずは香港にビジットし学校や授業を見るのが一番良いでしょう。Kellogg-HKUST EMBAに関しても、プログラムの多くの授業は香港での開催となりますので、香港のHKUSTに見に行くのが良いでしょう。
日本からEMBAに通う場合、学校にもよりますが月1回か2回または2-3か月に1回のペースで飛行機で授業に通うことになります。スクールビジットをしてアドミッション・メンバーに会っておけば「このキャンディデートは、日本から通うのも特に問題なさそうだな」と思ってもらえる可能性が高くなるなるでしょう。勿論、最初にも書きましたが、スクールビジットをすれば合格できるわけではありませんが、した方が合格する可能性は上がるでしょうし、自分にとってもためになるのではないでしょうか。


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EMBA紹介② Kellogg-HKUST Executive MBA Program (2/22 updated)

Kellogg-HKUST Executive MBA Program
(Northwestern UniversityのビジネススクールであるKelloggとHong Kong University of Science and Technology のHKUSTビジネススクール、2校のジョイントEMBAプログラム)

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URL: http://emba.ust.hk/

プログラム開始時期: 1月
期間: 18か月間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: 基本的に1ヶ月に金、土、日のオンキャンパスでの授業が2回の計6日間。
キャンパス: ベースは香港だが、KelloggのあるシカゴやKelloggがジョイントでプログラムをオファーしているTel AvivやToronto、などの場所でも授業がある。
クラスのサイズ: 約50人
学生の平均就業年数: 14年
学生の平均年齢: 37歳
学生の国籍: 55%がアジア以外、22%が中国、香港以外のアジア人、14%が香港、9%が中国
男女比率: 8:2(ここ最近の女性比率は30%程度)
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration degree issued jointly by Northwestern University and HKUST. 卒業生は、KelloggとHKUSTの2校の卒業生になれます。
学費:HKD1,205,000 若しくは、USD155,000 (2015-2016年度)
学費に含まれるのは、18か月の授業料、授業に使う全ての本と資料、HKUSTで行われる授業の際の滞在費(最初の授業は学生寮、その後の授業は5スターホテルが学校からアレンジされます)や食事代などが含まれています。
受験に関して: 基本的に10年以上の職務経験が必要且つ、現在の勤務先からのスポンサーシップかサポートが必要となります。
受験は、オンラインでのアプリケーションの他に、2通の推薦書、勤務先からのサポートレター、英語圏以外の大学卒の方に関してはIELTSかTOEFLのスコア、名刺1枚を提出します。

特徴: Financial TimesのEMBAランキングで去年までずっと1位を独走し続けていたアジアでは最も知名度の高いEMBAプログラム。EMBAと言えばこのプログラムと言われるほどアジアでは圧倒的に知名度が高い。日本人もコンスタントに毎年数人通っており、卒業生の平均給与は年収3,000万円以上、そしてクラスメートの半分近くか年によってはそれ以上がCEO/MD/Founderなどの企業のトップマネージメントとまさにエグゼクティブのためのプログラムと言えるだろう。Kelloggの他のジョイントプログラムとの交流も盛んで、ネットワーキングの機会は恐らく他のスクールよりも圧倒的に豊富だろう。18か月間のプログラムが非常に良くできており、チーミングに関してはとにかく最高とのコメントもある。
1か月に2回、週末を挟んで授業というスタイルを取っているため、日本で仕事をしながら通う場合、金曜の朝に東京→香港に移動、金曜(午後)→日曜まで授業、日曜の夜授業終了後に香港→東京というフライトスケジュールならば通常授業月は2日間しか休まなくて済むのでかなりハードなスケジュールではあるが、職場への負担がシカゴ大学などに比べると軽くすむ。

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EMBA紹介⑥ NUS Asia-Pacific Executive MBA

NUS Asia-Pacific Executive MBA
(National University of SingaporeのNUS Business Schoolが運営するEMBAプログラム)

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URL: http://apexe.nus.edu/

プログラム開始時期: 6月
期間: 15か月間。会社を休む必要がある日数は合計約12週間
通学フォーマット: 3-4か月おきに、2週間連続での授業。(→スケジュール
キャンパス: メインキャンパスはシンガポール。通学場所は、シンガポール、ジャカルタ、デリー、東京、上海、ベトナムなど(2014年入学の場合)
学生の平均就業年数: 16年
学生の平均年齢: 40歳
学生の国籍: 約40%がシンガポールから、13%がヨーロッパ、35%がシンガポール以外のアジアとなっています。
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がNational University of Singaporeから発行されます。
学費: SGD 95,000 (2014年入学の学生)
学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、授業期間の軽食や食事代などです。
受験に関して: アドミッションに関してのクライテリアは、まずは大学の学位を持っている事、10年以上の職務経験、そして現在マネージメントのポジションに就いている事です。アプリケーション・プロセスは、オンラインにて登録、個人情報、エッセイ(2通)、推薦状(2通)、学部の卒業証書、2通のパスポートサイズ写真、パスポートの写真ページを提出し、アドミッションオフィスから連絡があればインタビューに進みます。インタビューは、オンサイト、オフサイト両方とも可能なようです。

特徴: 2014/2015のQS World University RankingでアジアNo.1となったNational University of Singapore(NUS)が運営するEMBAプログラム。15か月間という短い間に、シンガポールをベースにアジアの主要都市(珍しく東京も含まれています)を回りながら学ぶ、アジアの現状を学ぶには最高のプログラム。授業は、1度に2週間連続でシンガポールとその他の都市に移動が必要。非常にハードなスケジュールとなっているが、ネットワーキングの観点からクラスメートとは強い繋がりを持つことができるカリキュラムとなっている。日本人もコンスタントに入学しているこのプログラムは、シンガポールを含めアジアでのネットワークを広めたい方には非常にお勧めのプログラム。


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MBA受験とEMBA受験の違い

20代の学生が90%を占めるトップスクールのフルタイムMBAプログラムと、平均年齢が30代後半というEMBAプログラム。受験に関してのプロセスも大分違います。
    

        

以下のPoets and Quants (for Executives) の記事はEMBAに関して、どんなキャンディデートが求められているのか?受験のプロセスはどんな感じなのか?どのプログラムが適しているのか?というような事について書かれています。
↓↓
How To Get Into An Elite EMBA Program

さて、本題のフルタイムMBAプログラムとEMBAプログラムの受験の違いですが、受験に置いてアドミッション・メンバーが重視するポイントを簡単にまとめると以下のようになると思います。

フルタイムMBA:
-学校の成績やGMATのスコア
-Undergradの学校や学部(数字に強いかetc...)
-現在の勤務先
-将来リーダーになる資質があるか

EMBA:
-現在の職責。既にリーダーか?(組織において、どれ位の規模のマネージメントをしているのか?)
-これまで仕事に置いてどのようなキャリアを歩み、どのように成果を上げてきたのか
-次のステップはDirectorかCEOか?それとも?
-どれ位の資金力があるか

このように、EMBAの受験に問われているのは、学歴やスコアがメインではなく(勿論全く問われていないわけではありません。最低限は必ず必要です)仕事においての責任や成功の度合いだと言えます。
How To Get Into An Elite EMBA Programの記事の中で、「40後半や50代でEMBAは遅すぎますか?」という質問があり、それに対して、「全く遅くないです」というような解答がされています。確かに、勉強に関しては大変かもしれませんが、EMBAには40代、50代の学生が存在します。自分がシカゴの通っていた時には、クラスメートで50代後半で金融機関の社長というプロフィールの方がいました。
このようにEMBA受験というのは、フルタイムMBAの受験のようにスコアを追求するスタイルではなく、自分の経験を徹底的に見つめなおし、現実的な観点でこれからリーダーとしてどうするのか?という部分をレジュメやエッセイで伝える必要があると言えます。


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EMBA紹介⑤ TRIUM Global Executive MBA

TRIUM Global Executive MBA
(NYU Stern, LSE, HECの3校が運営するジョイントEMBAプログラム)

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URL: http://www.triumemba.org/

プログラム開始時期: 9月
期間: 17か月間。会社を休む必要がある日数は約合計10週間
通学フォーマット: 3-4か月おきに、2週間弱連続での授業。
キャンパス: 通学場所は、順番にロンドン、ニューヨーク、上海、パリ、チェンマイ、パリ(2017年卒業の場合)
クラスのサイズ: 約65人
学生の平均就業年数: 15年
学生の平均年齢: 40歳
学生の国籍: 約30か国の生徒が参加。48%がヨーロッパから、アジアからは18%です。
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がTRIUMから発行されます。3校から承認された学位となります。TRIUMの卒業生は、TRIUMのAlumniとなりますが、同時に3校のAlumniネットワークにも加入できます。
学費: USD 165,900 (2017年卒業の学生)
学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、上海とチェンマイでの宿泊費、iPAD、イベントなどでの食事代などです
受験に関して: アドミッションに関してのクライテリアは、10年以上の職務経験、国際的な経験、シニアマネージメントであること等が書かれております。このような要件を満たすキャンディデートは、レジュメ、エッセイ、推薦状、会社からのサポートレター、大学の卒業証書、TOEFL、GMAT(職務経験が15年未満の場合)等を提出し、最終的にはアドミッションメンバーとの面接があります。面接は、電話、スカイプ、対面のどれかを選べます。


特徴: 2014年のファイナンシャル・タイムスEMBAランキングで1位となった、3校合同で運営されているEMBAプログラム。London School of Economics (LSE)にてどちらかというとSocio-economics系の科目とファイナンスやアカウンティングの基礎からスタートし、NYU Sternにて戦略やさらに深くエグゼクティブに必要とされるファイナンスやアカウンティングのテクニカルな部分を学ぶ。その後、アジア(上海やチェンマイ)にてエマージングマーケットについて、HECでは、マーケティングや企業戦略、最後に、HECにてリーダーシップ等を学び卒業となる。プログラム中に、ヨーロッパ、アメリカ、中国やインドなどという世界各地(主に中心都市)を移動しながら学ぶまさにグローバルなエグゼクティブに相応しいプログラム。平均年齢も40歳と他のプログラムと比べると若干高め。卒業後は、3校のAlumniネットワークにアクセスできるので、グローバルな視点でネットワークを構築したい人には非常にお勧めなプログラム。世界各国へ旅しなければいけないので、楽ではないが、授業は3か月から4か月に1度で、その他は自宅やオンラインでの学習や自習となるため日本からでも通学は十分可能な範囲である。


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ジョイント・プログラムに関しての考察

Financial TimesのEMBAランキングでも上位を占める2校以上が共同でプログラムを運営するジョイント・プログラムですが
ジョイント・プログラムのメリットは何でしょう?


ジョイント・プログラムの中でも多いスタイルがアメリカのスクールとアジア(香港、シンガポール、中国)のスクールとのジョイントでしょう。
ランキングでも常に上位に入っていて有名なのは、
UCLA - NUS Executive MBA (シンガポールとアメリカ)
Tsinghua - INSEAD EMBA (中国とシンガポール/フランス)
Kellogg - HKUST (アメリカと香港)
EMBA Global Asia (Columbia, LBS, HKUのジョイントでアメリカ、イギリス、香港)
あたりの4つのプログラムでしょう。
更にKelloggに関しては、新しく北京大学のGuanghua School of Managementとのジョイント・プログラム、Kellogg - Guanghua EMBAというプログラムもスタートしています。

このような欧米とアジアのジョイント・プログラムは多いですが以下のようなメリットがあります。

1.講義やディスカッションの際に欧米から、アジアからというワンサイドの視点だけでなく両方からの幅広い視点で学ぶことができる。殆どのジョイント・プログラムでは両校の教授から学ぶことができます。

2.EMBAの中で高いウェイトを占めるネットワーキングの機会が増える。ジョイント・プログラムは、卒業すると両方(3校のジョイントの場合は3校全て)のAlumniとして登録できるケースが多いです。

3.プログラムによっては、2年弱の期間で2校からMBAの学位を取得できる。(例えば、UCLA - NUS)

グローバルな視点で学びたい、ネットワークが欲しいという方にはジョイント・プログラムはお勧めです。企業派遣を検討するのにも非常に良いのかなという気がします。

同時にジョイント・プログラムを検討する際に注意すべきこと、それはやはり長期的に「ジョイント解消」の危機がないかという部分です。数年前に、Columbia - UC Berkeleyの2校はジョイントEMBAプログラムを運営していましたが、2013年でこのジョイントを解消しています。

記事↓↓
Berkeley-Columbia Executive MBA Program to Close in 2013

記事によると、2002年から始まったこのプログラムには600人程の卒業生がいるようですが、母校がなくなってしまうというのはただ寂しいだけでなく、卒業生ネットワークの広がりがストップする事を意味します。やはり学校選びの際に、このプログラムは長期的に本当に需要があるのか?自分に取ってどのようなメリットあるのか?という部分もある程度は考える必要があるのかもしれません。
勿論、学んだ内容に関してその知識が消え去ることはないので、学校に行って失敗したということにはならないはずです。

ちなみにですが、このプログラムでは19か月でColumbiaとUC Berkeley両校からそれぞれのMBAが授与されていました。ですので、ジョイント解消に伴ってどっちかのMBAをギブアップする必要等はなかったようです。


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EMBA紹介④ INSEAD Global Executive MBA

INSEAD Global Executive MBA
(INSEADが単体で運営しているエグゼクティブMBAプログラム)

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URL: http://global.emba.insead.edu/

プログラム開始時期: ヨーロッパセクションは11月、アジアセクションは8月、ミドルイーストセクションは10月
期間: 14-17か月間。(スケジュールは各エリアのセクションによって少しずつ異なります)
通学フォーマット: 各セクションによって多少異なりますが、毎1ヶ月~2ヶ月のスパンで連続5日間~7日間の授業を各キャンパスで受講
キャンパス: フォンテンブロウ、シンガポール、アブダビの3ヶ所のうちのどれか。
クラスのサイズ: 全キャンパスで1学年160人
学生の平均就業年数: 13年
学生の平均年齢: 37歳
学生の国籍: 約50か国の生徒が参加。学生の国籍に関してのダイバーシティーはフルタイムプログラムと同様にかなり気を使っているようです。
男女比率: 8:2
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がINSEADから発行されます。
学費: アジアセクションは、SGD169,000、ヨーロッパセクションは€102,000、ミドルイーストセクションはUSD110,000
学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、イベントなどでの食事代などです。各キャンパスへの移動交通費、ホテル代などは含まれていません。
受験に関して: INSEADが提唱する、4つのクライテリア、Leadership Experience, Academic Background, International Outlook, Personal Contributionの中でINSEADにフィットすると考えられている人材が求められています。3-5年の管理職経験が好ましいというのと、学生の平均勤務経験は13年なので、そのあたりを参考にする必要があります。
受験は、オンラインでのアプリケーションに、2通の推薦書、エッセイ(2014年度は6つのエッセイ)、GMATのスコア、英語関連のテスト(TOEFLやTOEICも可)、トランスクリプト等を提出。合格後に、会社からのサポートレターを提出します。

特徴: 世界で一番規模の大きいビジネススクールであるINSEADのエグゼクティブMBAプログラム。アジアキャンパスには日本人も数人通っている実績がある。ダイバーシティーに関しては非常に評価が高く、アジアセクションを選んでもグローバルなネットワークを求めている方には世界中の人達とネットワーキングが出来るので非常にお勧めと言える。受験者は全員GMATを受けなければいけないが、フルタイムのような高得点を取る必要はないので頑張れば何とかなるレベルであるだろう。日本から通うのであれば、やはりアジアセクションを選びシンガポールキャンパスに通うというのが現実的。

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EMBAに合格するには?

Kellogg-HKUSTやChicago Booth EMBAなどのトップスクールのEMBAプログラムに合格するにはどうしたら良いのでしょうか?

多くの人は、受ける前に思い込みで受かるのは不可能、英語もペラペラで日本の大学の学部も高学歴じゃないと入れないのではないか?一流企業出身じゃないと駄目なんじゃないか?と考えているかもしれません。
確かにこれまで留学経験や英語圏の海外での業務経験がなかったり少なかったりする方は、結構努力しないと入れないかもしれません。しかし、当たり前ですが不可能ではありません。
確かに蓋を開けてみると、EMBAに合格している方の学歴に関しては、東大をはじめとした旧帝大、早慶などの有名大学出身の方や大手企業の方が多いですが、その理由は、そもそもそのあたりの方々が割合的に多く受験しているからです。そうでなければ合格できないという理由は全くありません。日本人以外の学生、例えばインド人や中国人、東南アジアなどの学生は自分で起業した(勿論会社は知名度なし)方やSMEのファミリービジネスの2代目、なんて方は結構います。出身大学もアメリカのIVY Leagueやヨーロッパの有名校出身の方も多いですが、それだけではありません。ですので何度も書いていますが不可能なことではないのです。但し、多くの学校で共通していることがあります。それは、以下のどれか(または全部をまんべんなく)を満たしているかではないでしょうか?(勿論、EMBAは大学院ですので、最低ラインとして学力的に問題のある方が合格するのは不可能です。)

① これまでの成績や学歴が全てトップクラスで知力があることが証明できること。日本だけでというわけでなくグローバルな視点でです。GMATでの高得点はEMBA受験でももちろん有利に働きます。
② 職務経験において、他の日本人と比べてユニークでグローバル、キャリア的観点で高い成功を収め、高い成果を出している。EMBAですので、すでに管理職としてリーダーシップを発揮し見える成果を出している人。
③ グローバルでハイプロファイルな人脈が豊富で、この人脈を使ってキャリアに置いて高い成果を出している人。
④ 最後は、資金面において有利な人です。

これらの項目のどれかが飛びぬけている方は、それを上手くレジュメ、エッセイ、面接で英語を使って証明すれば高い確率で合格できます。まんべんなく満たされている方も、やはり上手くレジュメ、エッセイ、面接に英語で落とし込めれば合格できると言えます。
さらにEMBAに関していうと、日本人のアプリカントはかなり有利です。何故なら、シカゴブース、Kellogg-HKUST、UCLA-NUS、Global ASIA EMBAの4つのプログラムにはコンスタントに毎年日本人が入学していますが、それ以外のプログラムにはあまりコンスタントに毎年入学する日本人がいないからです。日本人があまりいないプログラムというのは、学校としても日本との繋がりが欲しいので日本人は合格率が高まります。

EMBAに合格するには?それは、まず第一ステップとして、「必ず行く」と決断し、受験するプログラムを色んな側面から徹底的に研究することだと言えます。


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EMBAとExecutive Educationの違い

EMBAに関して様々な質問をいただきますが、その中でも最近多いのが、「EMBAとExecutive Educationの違いって何?」という質問です。
EMBAもExecutive Education Programもどちらもビジネススクールが提供しており、例えば私が通ったシカゴブースでは、EMBAもExecutive Educationも両方提供しています。

では、大きな違いは何でしょう?

それは、EMBAはプログラムを終了するとMaster of Business Administration 若しくは、Executive Master of Business Administrationという日本でいうところの修士号の学位が授与されます。期間も殆どのプログラムで1年から2年位となっており、入学に関してもレジュメ、エッセイ、GMAT(*学校により必要ないところもあります)、TOEFL(*学校により必要ないところもあります)、面接などでの選抜があり誰でも入学できるわけではありません。もちろん、卒業に関しても全員が卒業できるわけではなく、授業に参加し、テストを受け、一定の成績を収めなければいけません。

それに対して、Executive Educationというのは、多くの場合ある特定のトピックを学ぶ場となっています。コースの例としては、マーケティング戦略を3日間で学んだり、リーダーシップを1週間で学んだりと必要に応じて多くの場合誰でも受講できるプログラムが多いと言えます。Executive Education 終了後は殆どのスクールで修了証書がもらえますが、これは修士号というわけではなくある特定のトピックを学んだという証明書のような役割を果たします。Executive Educationの中で、最も有名なのはHarvard Business SchoolのAMP(Advanced Management Program)ですが、このプログラムは修了するとHarvard Business SchoolのAlumniとして登録してもらえます。そのかわり、誰でも受講できるわけではなく事前にプロフィールや英語力のスクリーニングがあり、約2ヶ月の期間で費用もUSD75,000と非常に高額です。


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何故、私はMBAでなくEMBAを選んだのか?

日本では、30代前半と言えばまだまだフルタイムのプログラムに行く人がマジョリティーだと思います。
自分も最初は、会社を辞めて比較的平均年齢の高いヨーロッパ、アメリカのトップスクール、または香港の学校などのプログラムを考えていました。

そんな、学校を色々リサーチしていたさなか、Wharton MBAのフルタイムプログラムを卒業したばかりの妹から、
「お兄ちゃんは、アメリカではもう年齢的に、MBAじゃなくてEMBAの方が適しているのでは。WhartonはEMBAの人達の方がビジネス経験も豊富で全然優秀だったよ。」と言われました。そこで初めてEMBAを意識し始めたのです。

その日から、とにかくありとあらゆるEMBAプログラムを調べ始めました。すると、調べるうちにわざわざアメリカやヨーロッパに行かなくても有名プログラムがそんなに遠くない場所(アジア近辺)にあることがわかったのです。しかも、EMBAは全部仕事をしながら出来る(しなければならない)ではないですか。

1. HKUST Kellog EMBA (Hong Kong)
2. Richard Ivey, University of Western Ontario (Hong Kong)
3. HKU, LBS, Columbia joint program (Hong Kong)
4. UCLA X NUS (Singapore)
5. Chicago Booth EMBA (Singapore)
6. INSEAD EMBA (Singapore)
7. London Business School EMBA Dubai Campus (Dubai)

香港にいた自分には、この7校辺りが候補かなと思い始めました。
そのように受けてみようと思った学校をリサーチしていると色んな事がわかってきました。

まず学位に関して:
1) フルタイムのMBAと同じDegreeを出すプログラム
2) フルタイムのMBAと同じDegreeを2つ出すプログラム
3) 学校がジョイントプログラムになっているとジョイントMBA Degreeを出すプログラム
4) EMBA という学位を出すプログラム

通学フォーマット:
1) 1ヶ月毎に1週間連続で仕事を離れて通学
2) 2ヶ月毎に2週間連続で仕事を離れて通学
3) 1ヶ月に金土日を2回
4) 3か月から4か月に1週間~2週間連続で仕事を離れて通学。その他はオンラインでの受講

このような違いがある中、私が最もこだわったのは、どのDegree(学位)をもらえるか?という部分でした。なぜなら、ジョイントDegreeやEMBAのDegreeは、まだ当時年齢的に若かったということもあり、フルタイムの学位としても使える方が自分に取ってメリットが大きいのではないか?と思ったからです。
この辺は、EMBAに何を求めるか?という部分でそれぞれだと思いますので一概にフルタイムと同じ学位を出すプログラムが良いか、2つの学位をもらえるのが良いか、EMBAという学位をもらえるのが良いかしっかりと自分の中で考える必要があるかと思います。

私は、最終的に↓の2校に絞り込みました。
1.University Of Chicago EMBA、Singapore Campus
2.London Business School EMBA、Dubai Campus

両校とも、日本での知名度も高く、有名校であり卒業後は私が望むフルタイムプログラムと全く同じMBAの学位がもらえる。そして、通学フォーマット的にも1ヶ月に1週間連続なので休む日数も現実的ではないかということでこの2校を選びました。
結果的に、シカゴに合格した時点でLBSの方はディファーしましたが、LBSの方も中東での受講、そして少人数制ということでなかなか面白そうなプログラムでした。


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