オンライン学位の時代!

これまで学位取得と言えばフルタイムが中心に考えられてきた。しかし、真のエリートはオンラインで海外大学の学位取得を目指すのだ。

EMBA紹介⑧ IE Brown Executive MBA

IE Brown Executive MBA
(スペインのビジネススクールIEとアメリカのIVY LeagueのBrown UniversityによるジョイントEMBAプログラム)


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URL: http://www.iebrown.com/

プログラム開始時期: 3月
期間: 15か月間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: 3-5ヶ月に1回対面での授業。対面での授業は合計5回で合計6.5週間程。授業と授業の間はオンラインでの授業
キャンパス: スペインのマドリッド、アメリカプロヴィデンスの他に2015年のIntakeはSouth AfricaのCape Townでの授業もある。
1クラスのサイズ: 約30人
学生の平均就業年数: 14年
学生の平均年齢: 37歳
在籍学生の国籍数: 20
男女比率: 7:3
卒業後に取得できる学位: IEとBrown Univeristyの両校がCertifyしたExecutive Master of Business AdministrationのDegreeが発行されます
学費: US$130,000(2015年Intake)学費に含まれるのは、15か月間の授業料、授業に必要なテキストなど。授業に参加するための交通費、現地での滞在費等は学費に含まれません。
受験に関して:まずは、オンラインでアプライ。提出に必要な書類は、写真、パスポートのコピー、大学の成績証明書と卒業証書、CV、エッセイ(3通)、推薦書(2通)、勤務証明書などです。これらの書類を全て提出後、学校から連絡があった方のみ面接に進みます。面接は、オンキャンパス、アドミッションイベント、電話などでのフォーマットを選択することができます。

特徴: 2011年にスタートした、スペインのビジネススクールであるIEと、リベラルアーツ教育に関して定評のあるIvy Leagueの一角であるBrown UniversityがジョイントでオファーするEMBAプログラム。歴史がまだ浅いジョイントプログラムではあるが、両校とも各方面での一流校ということもあり既に評価の高いプログラムとなっています。更にBrown Universityに関しては、これまでMBAプログラムを持っていなかったことからメディアからはかなり注目を浴びているこのプログラム。従来のビジネスエデュケーションだけでなく、Brownの強みであるHuman Sciencesの教育の要素も盛り込んだ従来のMBA教育とは少し変わったグローバルなリーダーを育成しようとするこのプログラム。Public Sectorや起業家の参加者が多いのもこのプログラムの特徴。プログラム開始当初は、Brown Universityからは修了証明書のようなものしか発行されなかったが、現在はジョイントDegreeとして両校が認定するExecutive MBAの学位が発行されるようになった。実際に、学校に通うのは合計5回で6.5週間程なのであまり仕事が休めない忙しいエグゼクティブには非常にお勧めのプログラム。2015年スタートのクラスは27人と、今のところかなりの少人数性な体制なので、教授陣やクラスメートとの強固なネットワークを築くことできるだろう。


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EMBA紹介① The Univeristy of Chicago Booth School of Business EMBA(3/17 updated)

The University of Chicago Booth School of Business EMBA
(シカゴ大学のEMBAプログラム)

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URL: http://www.chicagobooth.edu/programs/exec-mba

プログラム開始時期: 6月
期間: 21か月間。その間、実際に学校に通うのは15~16週間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: 1ヶ月~2ヶ月のスパンで1週間オン・キャンパスで授業
キャンパス: シカゴ、ロンドン、香港の3ヶ所。
専攻できる科目: Capital Markets, Corporate Finance, Entrepreneurship, Marketing, Strategy, and Leadership and Management.
1クラスのサイズ: 約90人
学生の平均就業年数: 13年
学生の平均年齢: 37歳
在籍学生の国籍数: 50
男女比率: 8:2
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration(フルタイム・プログラムと一緒の学位)
学費:シカゴキャンパスUSD174,000、ロンドンキャンパス£95,000、香港キャンパスHKD1,200,000
学費に含まれるのは、21か月の授業料、授業に使う全ての本と資料、プログラム中の食事や軽食、そして自分のキャンパス以外で行われる授業でのホテル滞在費
受験に関して:まずは、オンラインでアプライ。必要なのは、自分の情報、エッセイ、英文履歴書、推薦書(3通)、GMATスコア(場合によっては免除)、学部の成績などの書類。これらを全て提出した後、面接があります。

特徴: このブログの管理者も通ったシカゴ大学のEMBAプログラム。世界で最初にEMBAを始めたのがシカゴ大学ということで最も歴史のあるEMBAプログラム。教授陣は、ノーベル賞受賞者や各国政府の重要なポストを担う人がいたりと間違いなく世界ではトップクラス。キャンパスがシカゴだけでなく、ロンドンや香港(以前はシンガポールだった)にもありアジアキャンパスには毎年日本から通っている日本人もコンスタントに5-10人程いる。飛行機で遠方から通う学生が多く、ナイジェリアやモロッコなどアフリカから通う学生もいる。シカゴキャンパスには月2回の授業にも関わらず、南米から通ってくる学生もいる。プログラム中に、他キャンパスの生徒との交流も盛んなのでグローバルなネットワーキングの機会を求めるエグゼクティブには非常にお勧め。仕事をしながら通うのが基本。
どうしてもその月の授業に出席できない場合はオプションとして他キャンパスに通うことも可能。シカゴのフルタイムプログラムと同様に経済やファイナンスの授業が充実している。個人的に、経済学の授業は感動するほど良かった。卒業後は、フルタイムMBAと全く同じ学位をもらえるが、フルタイム並みのハードなプログラムなのでとにかく勉強が好きな人には21か月間勉強漬けになれるので非常にお勧めのプログラム。


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ビジネススクール・ランキングに関して

先日US Newsの2015年Executive MBA Rankingが発表されました。
ランキングは以下↓↓
Best Business Schools 2015 (Executive MBA)

毎年のようにメディアで発表されるこういったビジネススクールランキングですが、以前にも書いていますが、(EMBAランキング)ランキングを見る際は同時に必ずそのMethodologyを確認する必要があります。要は、何故そのようなランキングになっているか?という部分です。

日本では大学は、主に入学試験の難易度(偏差値)や知名度で良し悪しが判断されるケースが多いですが、欧米のビジネススクールランキングに関しては、通った学生の評価、平均給与、卒業後の就職率、卒業後の給与の増加率、学生のDiversity、教授陣の質などのデータが総合的に数値化されランキングに落とし込まれているケースが殆どです。よって、昨年トップ10に入っていたスクールが、評価を落としてしまいトップ10圏外に落ちてしまったということもありえます。これは、学校の実際のカリキュラムの中身がリアルタイムにランキングに落とし込まれているとも言えるかも知れません。しかし、冷静に考えてみると、その学校の評判が1年経ってランクを10位も落とすなんてことはありえるでしょうか? ランキングがどんな順位だろうと、ある年の卒業生の就職率が少し悪かろうと日本ではHarvard Business Schoolがビジネススクールの中でトップだと思っている方が殆どです。
Poets & Quants for Executivesの記事では、ランキングに踊らされる必要はないと言い切っています。(特に今回のUS Newsのランキング)。

確かにランキングの種類によっては、日本人にとって日本での知名度などを考えた場合あまりあてにならないランキングもあります。EMBAに関していえば勿論学校の知名度は重要ですが、プログラムのフォーマットやカリキュラムなど学校によって非常に多種多様です。よって、ランキングという同じフレームワークで評価していいのかどうかという疑問が少々残ります。ランキングは、その年のデータ、そして学校の評判はあくまでも評判で両者は別物と考えるとしっくりくるかもしれません。なので、ビジネススクールのランキングを見る際はどのようなデータに基づいてランキングが出されているのかしっかり確認することをお勧め致します。


「日本人のためのエグゼクティブMBA(EMBA)ガイド」では、EMBA出願コンサルティングなどのサービスを提供しています。
トップスクールのEMBAプログラム受験を考えていらっしゃる方、ご相談のある方はまずは下記のEmail Addressまでご連絡下さい。
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EMBA紹介⑦ Chinese University of Hong Kong EMBA Program

CUHK Executive MBA Program
(香港の名門大学、Chinese Univeristy of Hong Kong、香港中文大学のEMBAプログラム)

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https://www.emba.cuhk.edu.hk/

プログラム開始時期: 8月
期間: 約2年間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: 2-3週間おきに土曜日と日曜日の2日間連続での授業が香港の中心部であるAdmiraltyにあるキャンパスで行われる。
キャンパス: 香港 (授業はShatin地区のメインキャンパスでなく、香港島中心地のAdmiraltyで主に行われる)
クラスのサイズ: 約50人
学生の平均就業年数: 16年
学生の平均年齢: 特に平均年齢は公表していないが欧米プログラムよりも若干高め
参加学生のプロフィール: クラスの30%がCEOやMDなどのシニアマネージメント。学生のJob Backgroundは、Trading/Manufacturingの業界が最多でクラスの15%ほど、金融関係は他プログラムよりも若干少な目でクラスの9%程度。
学生の国籍: 香港から通っている香港人や中国本土の学生が大多数だが、アジア近辺から通っている学生も若干いる模様。日本からも通学は可能。過去には日本人の卒業生も一人いるようです。
男女比率: 7:3
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration degreeがChinese University of Hong Kongから発行されます。
学費: HK$489,600(2015年度)
学費に含まれるのは2年間の授業料。その他、初年度のResidence Weekの費用はHK$24,000程の予定と日本から通う場合は、交通費や滞在費を考慮する必要があります。
受験に関して: 大学卒業かそれ相応の学力を証明すること、基本的に7年以上の業務経験があり5年以上のマネージメント経験が望ましいようです。さらに、現在シニアマネージメントであることとあります。英語がNativeでない学生、英語を使った学校の卒業資格がないアプリカントはTOEFL、GMAT、IELTSのどれかを受験する必要がある場合もあります。

特徴: 香港の名門大学である香港中文大学のEMBAプログラム。香港の大学でジョイントプログラムでなく単体のEMBAプログラムでは、最も歴史がありプレステージのあるプログラム。2014年のFT EMBAランキングでは、24位と単体プログラムとしては中華圏のエリアでトップランク。更に、卒業生の平均給与は世界中に多くある単体のEMBAプログラムの中で世界ナンバー1となっておりまさにアジアのトップ・エグゼクティブMBA。1年目は主にAccountingやEconomicsなどのCore科目を学び、2年目からはElectiveが中心となる。中国語ができる学生には中国語での授業もオファーされている。今後アジアに進出したい、香港や中国を中心としたネットワークを構築したいという学生にはCUのEMBAは最適なプログラムと言えるだろう。


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何故、海外トップスクールのEMBAなのか?

      

日本でも慶應大学や名古屋商科大学などでEMBAプログラムが提供されており、今は国内でもEMBAプログラムに通うことは可能です。今後日本でも、もしかするとEMBAプログラムは増えてくるかもしれません。そんな中、何故わざわざ高額な授業料と交通費(や滞在費)を払って海外のプログラムに通う必要があるのか?という議論も出てくるでしょう。
現に国内のMBAに関しては、英語でオファーされているプログラムも数校あり、海外に留学するよりも割安でクオリティーの高い学びを得ることが可能なので、このような何故海外?というような議論は常にあるかと思います。

確かに、海外トップスクールのEMBAは全ての方々にお勧めでないことは確かです。経営知識を得ることや、単純に日本だけで出世したいというような動機ですと、勿論入学することが難しいばかりか、投資する高額な学費、交通費(や滞在費)そして時間を回収することはEMBAでは難しいかもしれません。
以前にも簡単に書かせていただいてはいますが、海外トップスクールのEMBAがお勧めなのはこんな方です:

- 現在の会社でミドルマネージメントで、近々グローバルなシニア・マネージメント層になる予定の方
- 企業の経営者(や経営陣)で、会社のグローバル化を促進したい方
- グローバルなネットワークを必要とする個人投資家やVC経営者、またはエンジェル
- 海外駐在、在住中でその地域だけでなくグロバールなネットワークを広げたい方

この辺りの方々がキャンディデートとしては王道ですが、EMBAはこんな方にもお勧めです。

- 現在の勤務先で同僚よりも早いペースで出世しマネージメント層になったが、スキルやネットワークが特殊で他社へ応用可能でなく、転職のマーケットで評価してもらえない方
- MBAを持っていないシリアル・アントレプレナー
- 医師の方でグローバルなマネージメントを学び、活動の幅を広げたい方
- 引退したプロ・アスリートで今後グローバルなビジネスをしたい方(大卒が好ましいです)

など、勿論経歴はそれぞれ異なるかと思いますが、EMBAを目指される方に共通の目標としてあるのは、「グローバル」なエグゼクティブになるというキーワードではないかと思います。
海外経験のない方になると、受験だけでなく卒業するのも大変、しかも学校に行くための資金を拠出するのも苦労がいるEMBAですが、「真のグローバル」エグゼクティブを目指す方には間違いなくEMBAは最高のプログラムです。


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EMBA受験にスクールビジットは必要か?

フルタイムMBAの受験の際には合格するためにはほぼ必須と言われているスクール・ビジットですが、EMBA受験ではどうでしょうか?答えは、「した方が良い」ということになると思います。当然ですが、スクールビジットをすることで合格できるわけではありませんが合格の可能性を上げることができます。合否とは別に、どの学校に行こうか迷っているときに一度授業の様子、生徒や教授の質を確認しておくのは入学して後悔しないためにも必要でしょう。

受験においては例えば、こんなケース: 似たようなスペックのキャンディデート(人種、学歴、職歴において)が2人いたとします。どちらかを合格させたい、どちらかを落とさなければならない…そんな時、片方はスクールビジットをしてアドミッションメンバーも話したことがあり大体英語力はわかっているし入学への熱意もあった、もう片方はスクールビジットはしておらずアドミッションメンバーには会ったことがない…写真を見る限り感じは悪くないけど…、というような場合、当然ですが、スクールビジットをしていたキャンディデートが有利です。恐らく合格するのはビジットをした方でしょう。

 

  


EMBAのスクールビジットをする場合は、ある程度、意味のあるビジットをするために、ただ行ってみるのではなく事前に以下の項目を確認する必要があるかと思います。
1.メインキャンパスはどこか?(ジョイント・プログラムもあります)どこにビジットするのが良いのか?
2.アドミッションメンバーはビジットするキャンパスにいるのか?
3.説明会や公開授業はいつどこでやっているのか?
4.在校生と話す機会はあるのか?
アドミッションオフィスから卒業生を紹介してもらったり、自分のネットワークを駆使して卒業生を探すなど、キャンパスビジットをする前にその学校のある程度正しい情報収集を試みるのが効果的です。

シカゴブースEMBAの場合、香港キャンパスを受験する場合はまずは香港にビジットし学校や授業を見るのが一番良いでしょう。Kellogg-HKUST EMBAに関しても、プログラムの多くの授業は香港での開催となりますので、香港のHKUSTに見に行くのが良いでしょう。
日本からEMBAに通う場合、学校にもよりますが月1回か2回または2-3か月に1回のペースで飛行機で授業に通うことになります。スクールビジットをしてアドミッション・メンバーに会っておけば「このキャンディデートは、日本から通うのも特に問題なさそうだな」と思ってもらえる可能性が高くなるなるでしょう。勿論、最初にも書きましたが、スクールビジットをすれば合格できるわけではありませんが、した方が合格する可能性は上がるでしょうし、自分にとってもためになるのではないでしょうか。


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EMBA紹介② Kellogg-HKUST Executive MBA Program (2/22 updated)

Kellogg-HKUST Executive MBA Program
(Northwestern UniversityのビジネススクールであるKelloggとHong Kong University of Science and Technology のHKUSTビジネススクール、2校のジョイントEMBAプログラム)

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URL: http://emba.ust.hk/

プログラム開始時期: 1月
期間: 18か月間。(→詳しいスケジュールは、こちらを参照
通学フォーマット: 基本的に1ヶ月に金、土、日のオンキャンパスでの授業が2回の計6日間。
キャンパス: ベースは香港だが、KelloggのあるシカゴやKelloggがジョイントでプログラムをオファーしているTel AvivやToronto、などの場所でも授業がある。
クラスのサイズ: 約50人
学生の平均就業年数: 14年
学生の平均年齢: 37歳
学生の国籍: 55%がアジア以外、22%が中国、香港以外のアジア人、14%が香港、9%が中国
男女比率: 8:2(ここ最近の女性比率は30%程度)
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration degree issued jointly by Northwestern University and HKUST. 卒業生は、KelloggとHKUSTの2校の卒業生になれます。
学費:HKD1,205,000 若しくは、USD155,000 (2015-2016年度)
学費に含まれるのは、18か月の授業料、授業に使う全ての本と資料、HKUSTで行われる授業の際の滞在費(最初の授業は学生寮、その後の授業は5スターホテルが学校からアレンジされます)や食事代などが含まれています。
受験に関して: 基本的に10年以上の職務経験が必要且つ、現在の勤務先からのスポンサーシップかサポートが必要となります。
受験は、オンラインでのアプリケーションの他に、2通の推薦書、勤務先からのサポートレター、英語圏以外の大学卒の方に関してはIELTSかTOEFLのスコア、名刺1枚を提出します。

特徴: Financial TimesのEMBAランキングで去年までずっと1位を独走し続けていたアジアでは最も知名度の高いEMBAプログラム。EMBAと言えばこのプログラムと言われるほどアジアでは圧倒的に知名度が高い。日本人もコンスタントに毎年数人通っており、卒業生の平均給与は年収3,000万円以上、そしてクラスメートの半分近くか年によってはそれ以上がCEO/MD/Founderなどの企業のトップマネージメントとまさにエグゼクティブのためのプログラムと言えるだろう。Kelloggの他のジョイントプログラムとの交流も盛んで、ネットワーキングの機会は恐らく他のスクールよりも圧倒的に豊富だろう。18か月間のプログラムが非常に良くできており、チーミングに関してはとにかく最高とのコメントもある。
1か月に2回、週末を挟んで授業というスタイルを取っているため、日本で仕事をしながら通う場合、金曜の朝に東京→香港に移動、金曜(午後)→日曜まで授業、日曜の夜授業終了後に香港→東京というフライトスケジュールならば通常授業月は2日間しか休まなくて済むのでかなりハードなスケジュールではあるが、職場への負担がシカゴ大学などに比べると軽くすむ。

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EMBA紹介⑥ NUS Asia-Pacific Executive MBA

NUS Asia-Pacific Executive MBA
(National University of SingaporeのNUS Business Schoolが運営するEMBAプログラム)

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URL: http://apexe.nus.edu/

プログラム開始時期: 6月
期間: 15か月間。会社を休む必要がある日数は合計約12週間
通学フォーマット: 3-4か月おきに、2週間連続での授業。(→スケジュール
キャンパス: メインキャンパスはシンガポール。通学場所は、シンガポール、ジャカルタ、デリー、東京、上海、ベトナムなど(2014年入学の場合)
学生の平均就業年数: 16年
学生の平均年齢: 40歳
学生の国籍: 約40%がシンガポールから、13%がヨーロッパ、35%がシンガポール以外のアジアとなっています。
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がNational University of Singaporeから発行されます。
学費: SGD 95,000 (2014年入学の学生)
学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、授業期間の軽食や食事代などです。
受験に関して: アドミッションに関してのクライテリアは、まずは大学の学位を持っている事、10年以上の職務経験、そして現在マネージメントのポジションに就いている事です。アプリケーション・プロセスは、オンラインにて登録、個人情報、エッセイ(2通)、推薦状(2通)、学部の卒業証書、2通のパスポートサイズ写真、パスポートの写真ページを提出し、アドミッションオフィスから連絡があればインタビューに進みます。インタビューは、オンサイト、オフサイト両方とも可能なようです。

特徴: 2014/2015のQS World University RankingでアジアNo.1となったNational University of Singapore(NUS)が運営するEMBAプログラム。15か月間という短い間に、シンガポールをベースにアジアの主要都市(珍しく東京も含まれています)を回りながら学ぶ、アジアの現状を学ぶには最高のプログラム。授業は、1度に2週間連続でシンガポールとその他の都市に移動が必要。非常にハードなスケジュールとなっているが、ネットワーキングの観点からクラスメートとは強い繋がりを持つことができるカリキュラムとなっている。日本人もコンスタントに入学しているこのプログラムは、シンガポールを含めアジアでのネットワークを広めたい方には非常にお勧めのプログラム。


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MBA受験とEMBA受験の違い

20代の学生が90%を占めるトップスクールのフルタイムMBAプログラムと、平均年齢が30代後半というEMBAプログラム。受験に関してのプロセスも大分違います。
    

        

以下のPoets and Quants (for Executives) の記事はEMBAに関して、どんなキャンディデートが求められているのか?受験のプロセスはどんな感じなのか?どのプログラムが適しているのか?というような事について書かれています。
↓↓
How To Get Into An Elite EMBA Program

さて、本題のフルタイムMBAプログラムとEMBAプログラムの受験の違いですが、受験に置いてアドミッション・メンバーが重視するポイントを簡単にまとめると以下のようになると思います。

フルタイムMBA:
-学校の成績やGMATのスコア
-Undergradの学校や学部(数字に強いかetc...)
-現在の勤務先
-将来リーダーになる資質があるか

EMBA:
-現在の職責。既にリーダーか?(組織において、どれ位の規模のマネージメントをしているのか?)
-これまで仕事に置いてどのようなキャリアを歩み、どのように成果を上げてきたのか
-次のステップはDirectorかCEOか?それとも?
-どれ位の資金力があるか

このように、EMBAの受験に問われているのは、学歴やスコアがメインではなく(勿論全く問われていないわけではありません。最低限は必ず必要です)仕事においての責任や成功の度合いだと言えます。
How To Get Into An Elite EMBA Programの記事の中で、「40後半や50代でEMBAは遅すぎますか?」という質問があり、それに対して、「全く遅くないです」というような解答がされています。確かに、勉強に関しては大変かもしれませんが、EMBAには40代、50代の学生が存在します。自分がシカゴの通っていた時には、クラスメートで50代後半で金融機関の社長というプロフィールの方がいました。
このようにEMBA受験というのは、フルタイムMBAの受験のようにスコアを追求するスタイルではなく、自分の経験を徹底的に見つめなおし、現実的な観点でこれからリーダーとしてどうするのか?という部分をレジュメやエッセイで伝える必要があると言えます。


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EMBA紹介⑤ TRIUM Global Executive MBA

TRIUM Global Executive MBA
(NYU Stern, LSE, HECの3校が運営するジョイントEMBAプログラム)

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URL: http://www.triumemba.org/

プログラム開始時期: 9月
期間: 17か月間。会社を休む必要がある日数は約合計10週間
通学フォーマット: 3-4か月おきに、2週間弱連続での授業。
キャンパス: 通学場所は、順番にロンドン、ニューヨーク、上海、パリ、チェンマイ、パリ(2017年卒業の場合)
クラスのサイズ: 約65人
学生の平均就業年数: 15年
学生の平均年齢: 40歳
学生の国籍: 約30か国の生徒が参加。48%がヨーロッパから、アジアからは18%です。
卒業後に取得できる学位: Master of Business Administration がTRIUMから発行されます。3校から承認された学位となります。TRIUMの卒業生は、TRIUMのAlumniとなりますが、同時に3校のAlumniネットワークにも加入できます。
学費: USD 165,900 (2017年卒業の学生)
学費に含まれるのは、授業料、授業に使う全ての本と資料、上海とチェンマイでの宿泊費、iPAD、イベントなどでの食事代などです
受験に関して: アドミッションに関してのクライテリアは、10年以上の職務経験、国際的な経験、シニアマネージメントであること等が書かれております。このような要件を満たすキャンディデートは、レジュメ、エッセイ、推薦状、会社からのサポートレター、大学の卒業証書、TOEFL、GMAT(職務経験が15年未満の場合)等を提出し、最終的にはアドミッションメンバーとの面接があります。面接は、電話、スカイプ、対面のどれかを選べます。


特徴: 2014年のファイナンシャル・タイムスEMBAランキングで1位となった、3校合同で運営されているEMBAプログラム。London School of Economics (LSE)にてどちらかというとSocio-economics系の科目とファイナンスやアカウンティングの基礎からスタートし、NYU Sternにて戦略やさらに深くエグゼクティブに必要とされるファイナンスやアカウンティングのテクニカルな部分を学ぶ。その後、アジア(上海やチェンマイ)にてエマージングマーケットについて、HECでは、マーケティングや企業戦略、最後に、HECにてリーダーシップ等を学び卒業となる。プログラム中に、ヨーロッパ、アメリカ、中国やインドなどという世界各地(主に中心都市)を移動しながら学ぶまさにグローバルなエグゼクティブに相応しいプログラム。平均年齢も40歳と他のプログラムと比べると若干高め。卒業後は、3校のAlumniネットワークにアクセスできるので、グローバルな視点でネットワークを構築したい人には非常にお勧めなプログラム。世界各国へ旅しなければいけないので、楽ではないが、授業は3か月から4か月に1度で、その他は自宅やオンラインでの学習や自習となるため日本からでも通学は十分可能な範囲である。


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